時間と手間をたっぷりかける無垢板の前工程

見て、触って、木の市場で丸太、原板を仕入れます。

材料の仕入れは年に数回、木の市に出かけます。じっくり下見をして狙いをつけて競り落とします。
近年は国産の大径木はほとんどなく、稀に見かけても驚くような値段。一枚板の材料は稀少で貴重です。

丸太を見て、想像して、経験と勘を効かせて製材します。

仕入れた丸太を製材所に持込み、立ち合いのもとで板材に挽きます。材料の良し悪しは、挽いてみるまでわかりません。丸太の姿から木の中身を想像して、経験と勘で鋸の入れ方を決めます。
表情が良い板になるように。一枚板用、はぎ板用、椅子のフレーム、時計用、ムダがないように製材します。

自然の形をきれいに残すための耳そうじ。

製材所で挽いた板材は、まず高圧洗浄機で耳の樹皮を吹き飛ばします。腐れを防ぎ、耳の形をきれいに残すための耳そうじです。自然のまま、木のままの天板にするための地道で大事な工程です。

何年も寝かせてから、人工乾燥と高周波プレスで最後の仕上げ。

耳そうじを済ませた板材は、屋根付きで風通しのいい倉庫に桟木を挟んで積み重ね、ゆっくりじっくり自然乾燥させます。少なくとも数年間。無垢板天板の材料は10年、20年寝かせたものもあります。自然乾燥させるのは、木の細胞組織を傷めずに木材の長所を残したまま水分を抜くためです。
そのうえで板全体が均一で最適な水分含量となるように、14日間の人工乾燥と高周波プレスで乾燥を仕上げます。

木が育った年数以上に大切にされるテーブルづくりを目指して。

テーブル工房kikiは、小さな工房ショップです。総勢8名のスタッフで、材料の仕入れからデザイン、製作、接客、販売、お届けまで行っています。大きな無垢板の材料が激減しているこの頃ですが、気に入っていただき手入れをしながら長く愛される家具づくりを目指しています。木工と木の家具が、これからも暮らしの中で受け継がれていくように、そして何より、お客さまに喜んでいただくためのものづくりを心がけています。
ぜひご来店いただき、時間と手間をたっぷりかけた無垢板テーブルに触れてみてください。

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